レポート -Reports For Doctors-

健康管理とカイロプラクティック

写真:マーシャとダシャ マーシャとダシャはシャム性双生児として生まれた。胚形成の異変により、一卵性双生児の身体の一部が互いに癒着し合った状態で生まれてきた。通常、一卵性双生児は死産である場合が多く、ほとんどの場合、死産または自然流産であり、この2人のように“シャム”双生児として生を得て生まれることはまれなケースといえる。これが、マーシャとダシャのケースで、彼女らは1950年1月4日、ソビエトで生まれた。

(“A New Life for Masha and Dasha,” Texas Sunday Express-News, San Antonio, Texas, 1989 Aug 27)

マーシャとダシャには四本の腕があったが、足は3本しかなく、うち2本の足は機能したが、それぞれを動かし、歩行することを学ぶのに5年の歳月を要した。機能不全の足は使用されず、彼女らの後部にぶら下がっていた。腸上部は分かれていたが、腸下部と直腸は共有し、4つの腎臓と1つの膀胱を持っていたため、排泄の欲求に、しばし食い違いが見られた。また、リンパ系、内分泌腺、生殖系を共有し、癒着している腰から上の脊椎と神経系は分離していた。

循環系は相互に連結し、お互いの血液を分かち合っていた。
これにより、バクテリアやウイルスがどちらか一方の血液に侵入した場合、学理上は両者が同時に感染すると考えられた。しかし、大半の場合そうではなかった。一人が小児麻疹に罹っても、もう一方はいたって健康であり、彼女らは血液やウイルスを共有していたが、二人が一緒に疾患にかかるというわけではなかった。ダシャは風邪に罹りやすかった一方で、マーシャは比較的健康であった。通常、一方が病気になっても、もう一方がその病んでいる器官により同時に障害を受けることはなかった。

血液やバクテリアを共有しているにもかかわらず、なぜこのようなことが起こるのだろうか?
どうして一方のみが影響を受けるのであろうか?

前述したように、彼女らが個別に所有している器官は、唯一、脊椎と神経系のみであった

このページの先頭へ
レポートリストに戻る